三井住友銀行、衛星画像から市場分析 オービタルインサイトと提携

» 2020年11月10日 10時49分 公開
[ITmedia]

 三井住友銀行は、人工衛星から撮影した画像データをもとにした市場分析データの提供を始める。人々の動きや、車両数、土地や建物の状況など、社会や経済の変化を見える化する。2021年3月までに、子会社のプラリタウンを通じて提供する。

 サービス名は「ジオミエール」。衛星画像分析を手掛ける米国のスタートアップ企業、オービタルインサイトと提携して提供する。衛星画像を人口知能(AI)で分析するノウハウに強みを持つ。

 これまで駐車場の埋まり具合から商業施設の需要を予測したり、石油タンクの浮き屋根の沈み具合から石油の需要を予測するなど、投資家などに使われてきた。同社は18年に日本法人も設立している。

交通量を日時ごとに比較、また車両種別ごとに増減を見、出店計画などに役立てる(プレスリリース)
人の分布をヒートマップで分析し、都市開発などに役立てる(プレスリリース)

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