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» 2020年11月12日 15時10分 公開

最適なポリマーを発見:花王、“ほうれい線”を目立たなくする化粧技術を開発 塗るだけで頬のたるみを持ち上げる

花王は、塗るだけでほうれい線を目立たなくする、新しい化粧技術を開発した。特定のポリマーによって頬のたるみを物理的に持ち上げる。開発した技術を今後の商品開発に応用していく。

[ITmedia]

 花王は11月12日、塗るだけでほうれい線を目立たなくする、新しい化粧技術を開発したと発表した。特定のポリマーによって頬のたるみを物理的に持ち上げることで、ほうれい線が平均約1ミリ浅くなることが分かったという。開発した技術を今後の商品開発に応用し、ほうれい線に悩む人のニーズに対応していく。

花王が塗るだけでほうれい線を目立たなくする化粧技術を開発した(出典:ニュースリリース)

 加齢とともに目立つようになるほうれい線は、顔の他の部分のしわと比べても深く、重力によるたるみによって影が強調されやすいことから、ファンデーションやコンシーラーでカバーすることが難しい。そのため、特に女性で悩む人が多い。

 そこで同社は、頬のたるみを手で持ち上げるとほうれい線が目立たなくなることに注目し、物理的にその状態をつくるメークアップ技術を開発した。

 使用したのは、乾燥すると収縮して膜を作る性質がある、特定のポリマーを含む液体。複数の種類のポリマーで実験し、頬のたるみを持ち上げるために必要な力に相当する乾燥時の収縮率、肌への密着性や柔軟性を算出した。その結果、あるシリコーン系の疎水性ポリマーが、収縮性と柔軟性の両方において高い特性を持つ素材であることが分かった。

実験したポリマーの収縮率と柔軟性(出典:ニュースリリース)

 このポリマーで作ったモデル処方を40〜50代の女性12人の頬と口もとに塗布したところ、11人のほうれい線の目立ちが改善されたという。また、顔の3D画像を撮影して塗布前と塗布後のほうれい線の変化を調べると、塗布後には最深部の深さが平均で約1ミリ浅くなったことが確認できた。

3D画像による、塗布前と塗布後の比較(出典:ニュースリリース)

 同社は今回開発した技術について「今後のメークアップ商品の開発に応用し、ほうれい線を目立たなくすることで、少しでも若々しく見せたいという人々の思いに応えていく」と発表している。

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