運転支援技術「プロパイロット」にも新しい機能を追加。同社として初めてナビリンク機能を搭載した。ナビゲーションシステムとの連携機能によって、制限速度の変化に伴う設定速度の切り替えや、カーブの大きさに応じた減速をシステムが支援。ドライバーの操作頻度を減らし、負担を軽減する。
外観のデザインも先代モデルから大きく変えた。7月に発表した新型EV「アリア」と共通性を持たせて、“新時代”のデザインを強調。車体の前後をつなげる水平のラインや、フロントグリルと一体化した薄型のヘッドランプ、新型のVモーションクロームといった部分に特徴を持たせている。
フロントグリルには、日本の伝統工芸である組子を参考にしたパターンをあしらったほか、オプション設定の16インチのアルミホイールには、日本の刀に影響を受けたシャープなデザインを採用。ボディーカラーは、2色の2トーンを含む全13色を用意している。
インテリアは、外に向かって広がるようなインストルメントパネルで先進性と快適性を表現。センターディスプレイと一体化したメーターも装備している。ブリッジ型のセンターコンソールも特徴的だ。小型の電制シフトレバーに加えて、大型の収納スペースやロングリーチのアームレストを装備しており、デザイン性と快適性を高めている。
希望小売価格(税込)は、202万9500円〜218万6800円。今回は二輪駆動(2WD)のみだが、12月には四輪駆動(4WD)車も発表する予定だという。
新型ノートは、6月に発売した新型キックスと同様に、ガソリンエンジン車の設定はなく「e-POWER」のみのモデルとなる。星野副社長は「ガソリン車があったほうが量は売れるが、日産にはゼロエミッションをリードしていくというビジョンがある。その象徴となるのがノートe-POWERだ」と説明した。同社のe-POWERへの自信と期待は大きい。先代モデルと同様に、新しい運転感覚で多くのユーザーをひきつけられるかどうかが、日本市場における業績回復を左右するだろう。
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