三菱重工がエアコンのフィルター技術でマスク製造 200万枚を生産予定ビーバーマスク

» 2020年12月19日 10時00分 公開
[ITmedia]

 三菱重工の子会社、三菱重工サーマルシステムズ(東京都千代田区)は12月17日、ルームエアコンのフィルター技術を活用した使い捨てマスク「ビーバーマスク」を期間限定で発売すると発表した。「ビーバーエアコン」の販売50年を記念し、200万枚の生産を予定する。

エアコンのフィルター技術を応用した「ビーバーマスク」(出所:プレスリリース)

 一般的なマスクは1〜3層構造だが、ビーバーマスクでは4層構造を採用。エアコンの空気清浄技術を応用したマスク用のフィルターを不織布の間に挟み、ウイルス飛沫や花粉などを99%防ぐという。また、捕集したウイルスの増殖・再飛散を抑制する機能もある。

4層構造を採用(出所:プレスリリース)

 価格は1箱30枚入りで3900円(税込)。アマゾンでの販売のほか、近隣自治体への無償配布も予定している。

 各企業がコロナ禍で必需品となったマスクに商機を見いだしていて、独自の技術を活用した商品を発売している。例えば、競泳水着メーカーの山本化学工業は特殊ゴムを使ったマスクを販売しているほか、フィリップス・ジャパンや韓国LG電子などはファン付きのマスクを展開している。

(出所:プレスリリース)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.