イトーヨーカ堂やイオンモール、福袋の販売を前倒し 館内に神社も密を避ける

» 2020年12月23日 12時29分 公開
[ITmedia]

 イトーヨーカ堂は12月23日、福袋の一部を年内から先行販売すると発表した。ネットでの予約も受け付ける。コロナ禍を受け、店頭における密を避けるのが狙い。

福袋の販売が始まる(画像はイメージ)

 2021年における福袋のラインアップは「メンズオーガニックコットン福袋」や「『GALLORIA』家なか時々家そとOKな福袋」(いずれも税別2000円、以下同)、「『バブ』100錠セット」(2500円)、「100周年ハト刻印+ハトプリント限定マスク」(700円)。年末年始を自宅で過ごす顧客に向け、限定商品をアピールする。

オリジナルマスクで訴求(出所:リリース)

 安心して買い物をしてもらうため、イオンモールは12月1日から福袋の予約受付を開始している。商品の引き換え期間は12月29〜31日。コンセプトは、ひと足先に正月気分が味わえる「福売り」としている。12月29日からは自宅で正月を過ごす人のために、一部モールでオリジナルすごろくを作成するワークショップを開催する。また、例年通り初詣ができない人のために、一部館内にイオンモール神社を設置する。

イオンモールの館内に神社も(出所:リリース)

 店頭混雑を回避するため、そごう・西武などの百貨店は年末に福袋を販売すると発表している。

 コロナ禍を受け、小売各社は来店客を分散させるために知恵を絞っている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.