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» 2020年12月24日 05時00分 公開

ワークマンやカインズを育てた群馬発「ベイシアグループ」の正体長浜淳之介のトレンドアンテナ(4/6 ページ)

[長浜淳之介,ITmedia]

ワークマンの躍進

 ベイシアグループ各社は独立独歩の体質が強いが、元は同じなので、共通する特徴もある。特筆すべきは、PB商品にこだわっているので、製造小売業を強く指向している点だ。

 また、近年は新業態が当たって大きな成果を上げている。

 特に、その傾向はワークマンで際立っており、販売比率で54%の商品がPBとなっている。ワークマンは作業着として開発した商品の保温・防水などの機能性が、釣り、バイク乗り、ランニング、登山にも役立つとユーザーの口コミで知られるようになった。価格もリーズナブルなため、アウトドアの用途が急増している。

絶好調のワークマン

 また、若い労働力を確保するため、建設などの現場で服装規約が緩和されている。作業服のファッション化が進んでいることに対応した商品群を、タウンウェアとして一般の人が着るようになってきた。

 そこで、一般ユーザーでも着られる商品をピックアップして、18年に「ワークマンプラス」という新業態を開発したところ、大当たり。既に885店中222店が「ワークマンプラス」となっている(20年9月末現在)。さらに、20年10月には女性客主体の新業態「#ワークマン女子」1号店を横浜市内に出店した。

「#ワークマン女子」を出店

 21年3月期に入ってからのワークマンの既存店売上高は、全ての月で前年同月を上回っている。4〜11月度の累計で117.7%と絶好調だ。今や“ポストユニクロ”の一番手として期待されるようになった。

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