日本交通は1月6日、直営事業所のタクシー車両約1600台に新型飛沫防止シールドを導入すると発表した。
同社はこれまで、車内換気や除菌清掃、乗務員のマスク着用といった感染防止対策を実施してきた。また、2020年5月には車内にセパレートカーテンを設置したが、後部座席の顧客から「車両前方が見えにくい」「乗務員の声が聞こえにくい」といった声が寄せられていたという。
そこで、タクシー大手の三和交通が開発した「防犯衛生シールド(防衛シールド)」を新たに設置することにした。22年春までに全車導入をする予定だという。新型シールドで飛沫を遮断するとともに、スマートな車内空間の提供を目指す。
東京ハイヤー・タクシー協会は、新型コロナウイルス感染防止対策を強化したコンセプトカー「ニューノーマルタクシー」の試験運行を20年10月から開始。日本交通も自社の車両を1台改造し、同プロジェクトに協力している。同社はウィズコロナ時代に向けて、顧客が安心して乗車できる社内環境の整備を急いでいる。
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