東京都内で2つのクリニックを展開する美容内科のにしたんクリニックは1月6日、新型コロナウイルスの治療現場で働く看護師500人を対象に、1人当たり20万円の支援金を提供すると発表した。
コロナ禍の影響で、看護師の待遇が悪化していることが課題となっている。感染対策のコストや患者が減ったことなどが影響し、給料やボーナスを減額せざるを得ない病院が増えているためだ。にしたんクリニックでは、看護師の業務量や負担に見合った報酬が必要との判断で今回の取り組みを企画したという。
応募受付期間は1月9日〜15日で、支援総額は1億円。特設サイトで応募を受け付ける。同クリニックは、応募の際に看護師免許番号、勤務先病院名、勤務が証明できる書類の登録などの提出を求める。応募者多数の場合は抽選で対象者を決定する。
医療現場で働く医師や看護師を支援する動きは各企業で始まっている。化粧品大手のコーセーは、不眠や不規則な活動、マスクなどによる肌悩みや精神的な疲れの解消つなげてもらおうと、自社製品の化粧品約15万点を寄付。食料品宅配大手のオイシックス・ラ・大地などは、医療従事者に食品を無償支援するプラットフォーム「WeSupport」を立ち上げ、協賛企業から提供を受けた食品40万食分を届けている。
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