海外ユニクロ事業の売上収益は2606億円(7.2%減)、営業利益は414億円(9.5%増)と、減収増益となった。
中華圏では増収、大幅な増益となった。要因として、中国大陸と台湾で防寒衣料の売り上げが好調だったことを挙げる。一方で、アジア・オセアニア地区、北米、欧州は、新型コロナウイルス感染症の影響が想定よりも大きく大幅な減益となった。Eコマースの売上高は、各国・各エリアで順調に拡大した。
地域別に見ると、中国大陸は増収、大幅な増益。防寒衣料の販売や、在宅需要にマッチした商品の販売が好調で、既存店売上高は増収だった。一方韓国は、大幅な減収となったものの、在庫水準を適正化し粗利益率を改善。不採算店舗の閉店で経費コントロールを強化し、黒字に転換した。
アジア・オセアニア地区は、大幅な減収減益。北米は、新型コロナウイルスの影響により一部店舗で臨時休業を行ったことや、外出制限の影響などにより大幅な減収。営業利益は赤字となった。
欧州では、10月まで回復基調だったものの、11月に、英、仏、ベルギー、イタリアで全店舗が臨時休業となったことで業績が大幅に悪化。減収減益となった。一方、ロシアの業績は好調で、現地通貨ベースで大幅な増収増益となった。ダウン、ニットなどの冬物商品や在宅需要にマッチした商品の販売が好調で既存店売上高は2桁増収した。
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