阪神電気鉄道は1月20日、鍵システム開発のビットキー(東京都中央区)と協業し、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で顔認証を使った入場管理の実証実験を行うと発表した。検証は球場関係者を対象に実施し、入場管理の簡素化と、待ち時間の軽減などを目指す。
実験では、球場の関係者入口に顔認証が可能なソフトウェアをインストールしたタブレット端末を設置。球場関係者約40人の顔情報を事前に登録し、球場に入る際に顔を読み取らせて認証結果を表示するという。期間は1月21日〜3月下旬を予定する。
阪神甲子園球場では、非接触での入場認証の実現に向け、2020年度からチケットに印字したQRコードを端末で読み取る方式を導入している。両社では今後、実験の規模・内容を拡大するなどして、一般観客への実用化の可能性を探る。
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