西武バス(埼玉県所沢市)は1月5日、遠隔監視システムを活用した自動運転の大型バス運行の実証実験を2月に実施すると発表した。
実施場所は、飯能駅南口と美杉台ニュータウン間の片道約2.5キロ。実際に営業運行している路線バスと同じ形態で実験的に運行する。詳細な運行スケジュールなどは確定次第発表するとしている。
西武バスは、2020年2月に群馬大学と自動運転技術に関する共同研究契約を締結。乗務員不足などに対応するため自動運転バスの実用化に向けた技術開発を行ってきた。今回の検証もその一環で、同大学発のベンチャー企業、日本モビリティ(群馬県前橋市)と協力し行うという。
地方自治体の多くが乗務員不足や利用客の減少といった課題を抱えている。そのため、自動運転バス導入に向けた研究や取り組みが活発化している。茨城県境町では20年11月、ソフトバンクの子会社であるBOLDLY(東京都千代田区)、半導体商社のマクニカ(横浜市)と協力し、9人乗りの自動運転バス「NAVYA ARMA」(ナビヤ アルマ)を3台導入。生活路線バスとして定時・定路線での運行を開始している。
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