「発表の場として、通常であれば1年間に3回は球場で必ず踊れるようにしています。そうすると、家族みんなで、その子が踊るのを見るために球場に足を運ぶ。たまたまそこでピッチャーが大活躍したり、サヨナラホームランを打ったりすると、その原体験が、その子や家族にも深く刻まれていく。そして、次の世代、あるいはもっと先かもしれないけれど、その子たちがファンとしてなのか、dianaとしてなのか、また球場に戻ってくるかもしれない。そういう機会をいかに提供し、作っていくかだと思うんですよね」
ファンになるまでの道のりは長そうだが、この先ずっとベイスターズを横浜で存続させていくという強い思いがあるからこそ成せるのだろう。
「コロナ禍で、正直苦戦している事業もあります。なんとかこの危機を乗り越えながら、まずは今打ち出している事業をしっかり収益化させ、ベイスターズのサービスや楽しみを提供し続けていきたいですね。そして、事業側ではコントロールできない部分ですが、一度横浜に“優勝”を届けたい。コロナ禍で観光の足が遠のき、中華街や近隣の飲食店なども大変な思いをしてますし、優勝して、地域に元気を与えたい。それが今年の目標です」
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