岡部: 2つあると思っています。1つめは、飲料以外の商品を販売して、その売り上げ。喫煙者との相性がいい商品を販売すれば、売り上げを伸ばすことができるかもしれません。2つめは、広告媒体として利用できると考えています。サイネージを設置して、喫煙者向けに広告を表示すれば、収益力がアップするかもしれません。
土肥: 喫煙者のデータをビジネスとしてどうやって使うことができるのか、そこが今後のキモとなりそうですね。自販機ビジネスを単純化すると、「飲料の売り上げ−賃料=利益」という公式になるわけですが、データを活用することで「(飲料+物販)の売り上げ+広告収入−賃料=利益」になる。しかも、データの使い方によっては「こんな使い方ができる」「いやいや、こんな方法もアリでしょ」といった具合に、さまざまな方面に展開できそうですね。「(飲料+物販)の売り上げ+広告収入+α−賃料=利益」といった感じで。
岡部: はい。とにかく、いろんなことを試していかなければいけません。どこでなにをすれば相性がいいのか。まだまだ分からないことはたくさんあるので、手探りの中でやっていく必要がありますね。
(終わり)
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