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» 2021年02月26日 05時00分 公開

投資額は10年で17倍! 急拡大する「フェムテック」市場を働く男性こそ知るべき理由職場の多様性担保にも必要(1/5 ページ)

最新の技術を使って、女性特有の健康問題を改善する「フェムテック」。その市場規模が急速に拡大している。多様性のある職場をつくるためにも、男性こそ知っておくべきと筆者が主張する理由とは?

[岩崎剛幸,ITmedia]

 「フェムテック」という言葉を聞いたことがあるでしょうか 。女性(Female)と技術(Technology)をかけ合わせた造語です。

 最新の技術を使って、生理痛や更年期障害といった女性特有の生物学的な機能から生じる健康問題を改善し、QOL(生活の質)向上のサポートを行うという発想から生まれました。2000年ごろから、こうした問題に取り組む企業が世界中で少しずつ増えてきました。

「フェムテック」は女性が抱える健康上の課題などを解決する(写真はイメージ、出所:ゲッティイメージズ)

 これから非常に大きな市場になると期待され、投資が相次いでいる分野です。また、全人口の半数を占める女性特有の悩みを解決する商品やサービスという点で、注目されています。

 これまで、フェムテックはタブー視されることが多く、真正面から語られてこなかった分野でもあります。しかし、今後の多様性を重視する社会では、決して避けて通れない市場です。みなさんは直接、この市場に参入することはないかもしれませんが、フェムテックについて知ることは重要です。なぜなら、同じ職場に在籍する女性や取引先の担当者、または自身のパートナーのことを知り、多様性を理解するための第一歩となるからです。

 流通小売り・サービス業のコンサルティングを約30年続け、新たなビジネスの萌芽を見つけてきたムガマエ株式会社代表の経営コンサルタント、岩崎剛幸がマーケティングの視点から分析していきます。

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