リテール大革命

大戸屋に“配膳ロボット”現る 従業員が集まりづらい昼下がりに稼働、業務効率化へ

» 2021年02月26日 11時59分 公開
[ITmedia]

 ソフトバンクロボティクス(東京都港区)は、 大戸屋が運営する「大戸屋ごはん処」に、配膳・運搬ロボット「Servi(サービィ)」を提供する。USEN(東京都品川区)協力のもと、まずは神奈川県の「大戸屋ごはん処 東急日吉駅ビル店」に導入し、3月中旬までに3店舗へ順次導入する。

phot 配膳・運搬ロボット「Servi」

 「Servi」は、飲食店やホテル・旅館、小売店などで従業員と共に働くことを目的に開発された配膳・運搬ロボットで、2月に販売を開始した。高性能のセンサーを装備し、スムーズかつ安全な移動を実現。人や物を滑らかに避け、料理などを安定的に運ぶことができる。

 新型コロナウイルスの影響で勤務を控える従業員が多い中、「Servi」を活用することで、来店客との直接的な接触を削減し、人手不足の解消も目指す。また、従業員の負担を軽減でき、多くの時間を別の業務に充てられるようにする。従業員が集まりづらい昼下がりに稼働させ、営業の効率化を図る。

 ソフトバンクロボティクスは急増する飲食店のロボット需要に対し、店舗の業務効率化や顧客満足度の向上を目指しながら、今後さらなる導入店舗の拡大を目指す。

phot ソフトバンクロボティクスは、 大戸屋が運営する「大戸屋ごはん処」に、配膳・運搬ロボット「Servi」を提供(以下リリースより)

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