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» 2020年05月18日 11時08分 公開

堀江貴文の「スマホ人生戦略」:ホリエモンが語る飲食ビジネス「集客成功の法則」――世界のセレブを落とし続けた「インスタマーケティング」の秘密 (1/4)

IT起業家として、インターネット黎明期から第一線を走り続けているホリエモンこと堀江貴文。堀江の行動原理はしばしば「多動」とも呼ばれているが、その多動的な行動を支えているのは実はスマートフォンだ。堀江は自身の仕事においてPCはほとんど使わず、スマホを使って多くの関係者とコミュニケーションを取りながら複数のビジネスを回している。連載第1回は堀江が携わっている最高級の和牛ブランドを世界に広める飲食事業「WAGYUMAFIA(ワギュウマフィア)」を例に、飲食ビジネスにおける集客を成功させるための法則について語ってもらった。

[堀江 貴文,ITmedia]

 IT起業家として、インターネット黎明期から第一線を走り続けているホリエモンこと堀江貴文。堀江は現在、オンラインサロンを主宰したり(関連記事)、「WAGYUMAFIA」と呼ばれるグルメビジネスに取り組んだり(「関連記事」)、さらには宇宙開発事業に取り組んだり(関連記事)、幅広い事業を自身の関心の赴くままに取り組んでいる。

 そうした堀江の行動原理はしばしば「多動」とも呼ばれているが、その多動的な行動を支えているのは実はスマートフォンだ。

 堀江は自身の仕事においてPCはほとんど使わず、スマホを使って多くの関係者とコミュニケーションを取りながら複数のビジネスを回している。移動中などの空き時間をはじめ「シャワーと歯磨きのとき以外は常にスマホ」を見ながらインプット、アウトプット、報連相まで完結させている。毎週月曜に配信しているメールマガジンの原稿も、当然のごとくスマホで執筆しているのだ。

 そうした堀江の働き方やビジネスの方法論をまとめたのが近刊『スマホ人生戦略 お金・教養・フォロワー35の行動スキル』(学研プラス)だ。

 この連載では今まで語られなかった堀江の“スマホの真実"を数回にわたってお届けする。第1回は堀江が携わっている最高級の和牛ブランドを世界に広める飲食事業「WAGYUMAFIA(ワギュウマフィア)」を例に、飲食ビジネスにおける集客を成功させるための法則について語ってもらった。(一部、敬称略)

phot 堀江貴文(ほりえ・たかふみ) 1972年福岡県八女市生まれ。実業家。SNS media&consultingファウンダーおよびロケット開発事業を手掛けるインターステラテクノロジズのファウンダー。現在は宇宙関連事業、作家活動のほか、人気アプリのプロデュースなどの活動を幅広く展開。2019年5月4日にはインターステラテクノロジズ社のロケット「MOMO3号機」が民間では日本初となる宇宙空間到達に成功した。2015年より予防医療普及のための取り組みを開始し、2016年3月には「予防医療普及協会」の発起人となり、協会理事として活動。予防医療オンラインサロン「YOBO-LABO」にも携わる。著書に『健康の結論』(KADOKAWA)『むだ死にしない技術』(マガジンハウス)『ゼロからはじめる力 空想を現実化する僕らの方法』(SBクリエイティブ)『スマホ人生戦略』(学研プラス)『捨て本』(徳間書店 )など多数

海外セレブの来店を実現するSNS戦略

 僕は毎月のように海外旅行に出かけ、世界各地の最高のグルメを楽しんでいる。おいしい店の情報は基本的に自分で調べるが、現地のコーディネイターに頼むことも多い。例えば以前、欧州(ヨーロッパ)を旅したとき、友人のT氏にアテンドを任せた。彼はイギリスきってのフーディー(美食家)だ。独自のルートを持っており、スコットランドの有名な蒸留所や、老舗のスコッチバーを案内してくれた。

 T氏の知識量とグルメの情報収集力は大変なものだ。彼は実は、料理業界の人ではない。普段は別の仕事に就きながら、顔出しNGで、SNSを中心に自分で集めたグルメ情報を発信している。そのInstagramに掲載している料理の写真のクオリティーが、とにかくすごい。熱心なフォロワーが世界中にいて、すでに協賛企業がついている。素人なのにヨーロッパのグルメ界では、強い影響力を持つ人物なのだ。

 あらためて時代は変わったと思う。スマホ1台の使い方で、個人でもグローバルなビジネスを展開できるのだ。大事なのはT氏のように、おいしいものと出会いたい、紹介したいという、「好き」を突きつめる純粋な気持ちだ。

 「好き」をストレートにSNSで発信していくと、個人のブランドが高まり、やがて集客が可能になっていく。メディアを使った地道な宣伝営業も悪くないが、スケールすることを前提としない「好き」の深掘りを、スマホでやってみよう。そうすれば想定外の成果を生むこともある。

phot 堀江はインタビュー中もスマホを手放さなかった(2020年1月、山崎裕一撮影)
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