与信管理サービスを提供するリスクモンスター(東京都中央区)は、20〜49歳の既婚者女性600人に「離婚したくなる亭主の仕事」について調査した。結果、10人に1人は「夫の仕事が原因で離婚したい」と考えていることが明らかとなった。
「離婚したい」と答えた人を年代別でみると、30代(12.5%)が最も高く、次いで20代(12.0%)、40代(10.0%)だった。
夫の年収別に離婚意識の有無を集計すると「300万円未満」「300万円以上400万円未満」が18.2%、次いで「400万円以上500万円未満」が17.8%となった。一方で、年収500万円を境に離婚意識が大幅に低下しており、年収に起因する離婚意識は500万円が一つの目安といえる。
次に「夫の仕事に対する不満の有無」を調査したところ、全体の43.0%が夫の仕事に「不満がある」と回答した。不満がある人を年代別でみると、30代(44.5%)が最も高く、次いで20代(42.5%)、40代(42.0%)と続いた。
夫の年収別に不満の有無を集計すると「300万円未満」が63.6%で最も高く、次いで「300万円以上400万円未満」が58.0%、「400万円以上500万円未満」が48.6%となった。夫の年収が低いほど、妻の不満が高くなる傾向にある。
また「夫に対する転職希望の有無」を調査すると、全体の26.7%が「転職してほしい」と回答した。転職してほしい人を年代別でみると、20代(34.5%)が最も高く、次いで30代(26.0%)、40代(19.5%)の順となり、比較的転職が容易と考えられる若年層ほど夫に転職してほしいと考えていることが分かる。
夫の年収別に転職希望の有無を集計すると「300万円以上400万円未満」が39.8%、次いで「300万円未満」が36.4%、「400万円以上500万円未満」が同31.8%となった。夫の年収500万円未満の層で「転職してほしい」が3割以上であるのに対し、年収600万円以上では2割未満となっており、夫の年収が低い方が転職を希望する傾向がうかがえる。
さらに妻の就業状況別に夫の仕事に対する「不満」「転職希望」「離婚意識」の有無を集計したところ、全てにおいて専業主婦よりも共働きの妻の方が高い回答率となった。
「夫の仕事に不満がある」と回答した理由について集計すると、最も多かったのは「給料が低い」が74.0%だった。次いで「残業が多い」が35.3%、「福利厚生が不十分」が22.5%となった。上位3項目は前回と同様の結果となり、特に「給料が低い」は圧倒的に高く、妻が夫の仕事に不満を持つ大きな要因といえる。
「給与が低い」と答えた人を年代別にみると、20代(80.0%)が最も高く、次いで40代(75.0%)、30代(67.4%)の順となった。一方で「残業が多い」と答えたのは30代(39.3%)が最も高く、次いで20代(35.3%)、40代(31.0%)となった。
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