三越伊勢丹ホールディングスが、バーチャル空間で買い物ができるサービス「REV WORLDS」(β版)を始めた。バーチャル空間に「伊勢丹新宿本店」を再現。同社は「IT・店舗・人の力を活用した、新時代の百貨店(プラットフォーマー)を目指す」としている。
β版では、化粧品や食品、婦人服などの売り場を再現。来場者は、Webブラウザかスマートフォンアプリ(Androidのみ、iOSは開発中)でアクセスし、アバターを操作して店内を歩き回れる。アプリ内で商品に近づくと、商品のそばに値札がポップアップで出現。そこからECサイトに遷移する仕組みだ。
バーチャル空間に用意した商品は、実際にリアル店舗でも販売している商品という。3月下旬からは、実際の店頭スタイリストが本人のアバターを活用し、接客する取り組みも始める。
“バーチャル伊勢丹”は、三越伊勢丹ホールディングスの仲田朝彦氏(チーフオフィサー室 関連事業推進部プランニングスタッフ)が社内起業制度を利用して立ち上げた。これまでも仮想空間でのイベント「バーチャルマーケット4」(2020年4月〜5月)に出店したことがある。
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