ダイソーのおしゃれな新型「300円ショップ」オープン 訪れて分かったコンセプトとはおうち時間を大切にする流れを受けて(1/2 ページ)

» 2021年03月23日 15時45分 公開
[昆清徳ITmedia]

 大創産業は3月26日、中心価格帯が300円(税別)の新業態「Standard Products by DAISO(スタンダードプロダクツ バイ ダイソー)」を東京・渋谷にオープンする。これまでの100円ショップや、若い女性向けの300円ショップとは違う位置付けだ。どのような狙いがあるのか。3月23日にプレオープンした店舗を訪ねた。

100円ショップでも、若い女性向けの300円ショップでもない

 Standard Productsのコンセプトは「ちょっといいのが、ずっといい。」だ。収納ボックス、食器、服飾雑貨などを販売している。年齢・性別を問わず、生活に取り入れやすいベーシックなデザインに特化しているのが特徴。価格帯は100円、300円、500円、700円、1000円などと幅広いが、300円の商品が全体の7割程度を占めるという。

目玉商品となるオーガニックコットンを使ったタオル

 オーガニックコットンを使った「フェイスタオル・ハンドタオル」(2枚組で300円)や、新潟県燕市製のナイフやフォーク(2本組で300円)などが目玉商品だ。

 売り場面積は約261平方メートルで、オリジナルアイテム約1300品をそろえる。ほぼ全ての商品をこの店舗のために自社開発しており、今後は年間500アイテムを開発・投入していくとしている。

ベーシックなデザインの食器

 大創産業の主力は100円ショップ「ダイソー」(国内で約3600店舗)だが、若い女性向けの300円ショップ「THREEPPY」(同112店舗)や「CouCou」(同33店舗)なども展開している。広報担当者によると、Standard Productsは、100円ショップ、女性向け300円ショップに次ぐ第3の柱として位置付けられる。

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