ダイソーでは顧客のさまざまなニーズに対応するため、100円を主力としつつも、300円、500円、1000円といった商品も開発してきた。一方、コロナ禍の影響により「おうち時間」を大切にする顧客が急増。「100円ではない価格帯で、何ができるか」(広報担当者)考えた結果、Standard Productsをオープンすることにしたという。シンプルなデザインだからこそ、どんな人にも購入してもらいやすい特徴がある。
Standard Productsの店内には、自分の時間を大切にして、丁寧な暮らしを送りたいと考える顧客に向けたメッセージがちりばめられている。例えば、豊かな自然を背景に「ちょっといいのが、ずっといい。」というコンセプトが記載された掲示物が天井からつるされている。また、製品を手にとっている職人の写真には「スタンダードであること。余計な飾りや個性は省いていく。そのかわり品質や使い勝手は、できる限り高めていく。それがStandard Products」というコピーが添えられている。記者の個人的な感想だが、この業態が大きく成長したら、無印良品の脅威になるかもしれない。
今後の展開は、顧客の声や反応を踏まえて考えていくという。より良いものを低価格で販売し、新しいライフスタイルを提案しようとする同社の取り組みは支持されるだろうか。
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