次に、就職したいと回答した企業について、就職先として意識した時期やきっかけ、企業のイメージを集計し、全体と上位3社を比較した。就職先として意識した時期をみると、上位3社を希望した学生はいずれも「就職活動を始めてから」が最も多く、特に2位のデロイト トーマツ グループでは6割を超えた。
1位の伊藤忠商事は、「就職活動を始めてから」が4割、「留学前から」「留学してから」が3割前後と、比較的分散している。業界やビジネスモデルの違いにより、意識する時期にも差が出ているようだ。
就職先として意識したきっかけについても上位3社で共通していて、「就職情報サイト」が最も多い。就職活動を始めてから、サイトで知った企業を志望する学生が多いことが分かった。2位のデロイト トーマツ グループは「就職情報サイト」に集中している一方、1位の伊藤忠商事、3位のPwCは、「家族・友人・知人」からが約2割に上り、きっかけも分散している。
企業イメージについて問うと、3社とも「グローバル企業である」「一流である」「有名である」という声が多く、海外の大学生に共通した就職先選びの軸となっている。3社を比べると、伊藤忠商事は「企業規模が大きい」「企業理念やビジョンが優れている」、デロイト トーマツ グループでは「将来性がある」が上位に入った。
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