全回答者に、残業や有給休暇について社会人として「アリ」だと思うか、「ナシ」だと思うかを尋ねた。「必要もないのに残業をしている」では、「アリ」は17.8%、「ナシ」は82.2%となった。急ぎの仕事があるわけでもなく、ダラダラと残業をすることに対しては否定的に考えている人が多いようだ。
「有給休暇を付与年度内に(ほぼ)全て消化する」では「アリ」が85.5%、「ナシ」が14.5%、「上司に全く相談をしないで有給休暇の申請をする」は「アリ」が35.1%、「ナシ」は64.9%だった。有給休暇の積極的な取得に対しては肯定的に考えている人が多いものの、周囲への影響を考えずに有給休暇を取得しようとする姿勢はNGだと考えている人が多いようだ。
職場での行動について「アリ」か「ナシ」かを尋ねた。「メモをスマホやタブレットでとる」では、「アリ」が69.8%、「ナシ」が30.2%となった。メモをとるためのツールとしてスマホやタブレットを使うことに肯定的な人が多いようだ。「遅刻・欠勤連絡をメールやLINEでする」では「アリ」が63.3%、「ナシ」が36.7%だった。
また、「遅刻・欠勤連絡を親にしてもらう」では「アリ」が13.0%、「ナシ」が87.0%となった。遅刻・欠勤の連絡を自分で行わず、親にお願いすることを特に問題視していない人もみられた。「先輩からおごってもらえると思って財布を出そうとしない」では、「アリ」が18.8%、「ナシ」が81.2%と、多くの人がNG行動だと考えていることが分かった。
多くの企業が在宅勤務を導入している中、直接会って相談を受けたりアドバイスをしたりすることが難しい状況が続いている。社会人1年生・2年生は、先輩からどのような言葉をかけられるとモチベーションがアップするのだろうか。
全回答者に、落ち込んでいるとき(仕事上で失敗したときなど)に、先輩社会人に言われたら、やる気に火がつくセリフを聞いた。その結果「君がいて助かった、ありがとう」(39.5%)が最も多くなった。仕事で役に立てたという実感を持てるような言葉をかけてもらえるとモチベーションアップにつながる人が多いようだ。以降「本当によく頑張った」(27.1%)、「何でも相談してね」(24.9%)、「一緒に乗り越えよう」(22.1%)、「大丈夫、なんとかなるよ」(17.9%)が続いた。
男女別にみると、「君がいて助かった、ありがとう」(男性32.2%、女性46.8%)と「本当によく頑張った」(21.2%、33.0%)、「何でも相談してね」(18.4%、31.4%)は男性と比べて女性のほうが10ポイント以上高くなった。
調査は3月4〜10日にインターネットで実施。2021年春から働き始める社会人1年生、または、就職してから1年がたつ社会人2年生、20〜29歳の男女1000人を対象とした。
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