国内ネット証券大手であるマネックス証券では、株式売買ではなく、顧客の資産増加に資するサービス、アドバイスを提供する「アセマネモデル」の推進を進めている。結果、預かり資産残高は5兆円を突破した。
貸株サービスでは、2020年11月から始めた信用取引における代用有価証券も対象としたことで、前年同期から900億円増え、3100億円に増加した。また、毎日つみたてサービスの利用が拡大し、月間積み立て金額は49億円へと増加した。
一方で、収益に占める売買手数料の比率は53%と、売買手数料への依存度は高い。国内の株式市場が活況だったことに加え、力を入れている米国株の取り扱いが伸びた。米国株および米ドル預かり資産は、前期比末比で113%増加。売買手数料収入のうち、米国株が占める割合は直近四半期で23%に達した。
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