おうち定食では従来の「弁当型」を見直し、容器や定食ラインアップを再考。一汁三菜をベースに「ごはん」「おかず」「汁物」と分けて提供する形を採用した。
ごはんを入れる容器は店内で提供している「ごはんのおかわりサービス」を再現するため、ごはん茶碗をイメージした深めの器を採用。「普通盛」から「超特盛」まで対応するため、容器の大きさも2種類用意した。また、本体と蓋のはめ合わせが良いデザインを取り入れ、デリバリーサービスで配送した場合もこぼれにくくなるよう配慮した。
容器を分けたことで「おかずのみ」の提供も可能となった。同社マーケティング本部マーケティング部次長兼課長の末次春彦氏は「プレナスが展開する『ほっともっと』では、”家にごはんはあるのでおかずだけ買いたい”というお客さまも多い。やよい軒でもそういったニーズがあると考えている」と期待を込める。
また末次氏は、テークアウトを強化することで「売り上げのベースアップになる」と意気込みを見せる。「テークアウトでは、これまで苦手としていた層を獲得するチャンスだと思う。コロナ禍が収束しても、ある程度の需要は維持されるだろう。売り上げのベースアップとして力を入れていきたい」。
しかし、同社は持ち帰り弁当店の「ほっともっと」を展開している。どのように差別化していくのだろうか。
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