金融商品仲介業者のFan(富山県富山市)は、一般の人とIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)に相談経験のある人を対象に、投資に関するイメージ調査を実施した。その結果、一般では「ギャンブル」、IFAの相談経験者は「コツコツ」が1位となった。経験の有無によりイメージに差が現れた。
「投資にどのような印象を持っているか」への回答
「投資にどのような印象を持っているか」の質問に対し、一般では「ギャンブルのような怖さ」(45%)、「専門性の高い難しさ」(22%)などネガティブな選択肢を選ぶ人が多かった。一方で、IFA相談経験者は「コツコツとした堅実さ」(29%)や「未来に対する期待感」(22%)などポジティブな意見が上位にあがり、「ギャンブルのような怖さ」については17%にとどまった。
「興味のある投資手法」についての回答
また、興味のある投資手法については、一般、IFA相談経験者双方とも「株式投資」が1位となった。上位3位には「投資信託」「つみたてNISA」と、認知度が高いものが集まり、認知と興味が直結している結果となった。
「投資に関するアドバイス」についての回答
「投資に関して誰のアドバイスを受けたいか」という質問では、IFA相談経験者は「IFA」(50%)が1位に、一般は「自分で判断したい」(49%)が大差で1位となった。また、投資のアドバイスを受ける形式についての質問では、「店頭」と「オンライン相談」の選択肢に一般とIFA相談経験者とで差が現れた。経験者ほど直接相談する方法への支持が高いことがうかがえる結果となった。
調査は3月9日〜22日にインターネットで実施した。20代〜70代の男女、一般948名、IFAの相談経験者393名を対象とした。
- 投資をしている人が4割突破 反面、老後2000万円問題の功罪も
日本のビジネスパーソンの投資家比率が急上昇している。フィデリティが毎年行っている「ビジネスパーソン1万人アンケート」によると、2020年の投資をしている人の比率は40.5%となり、ついに4割を超えた。15年の比率は30.4%であり、5年で10ポイントも上昇したことになる。この背景には何があるのだろうか?
- 若い人ほど早くリタイアしたい 日本人の退職準備は楽観的か
フィデリティが行った、勤労者を対象にした退職準備に関するアンケートによると、日本人の多くが、まだまだ退職後に必要な資金を楽観的に捉えていることが分かった。フィデリティ退職・投資教育研究所の野尻哲史は、「かなり甘く見ている。日本人は楽観的だ」と警鐘を鳴らす。
- なぜコロナ禍で投資を始める人が増えたのか?
なぜコロナ禍において、新たに投資を始める人が増えたのか。マネーフォワードが行った「コロナ禍の個人の家計実態調査2021」に、そのヒントがありそうだ。
- 今なぜ若者がインデックス投資? 流行の陰につみたてNISAとYouTuber
一昔前までは、株式投資といえば上がりそうな銘柄を探してそれを買うというイメージが強かった。しかし今、若者の間でインデックス投資が流行している。ではなぜ、インデックス投資が盛り上がっているのだろうか。
- 数百万人が利用のポイント運用 若者の投資の入り口に
ポイントの存在感が増している。ポイントは、次の決済の際に割り引きとして使用できるだけではない。若者を中心に存在感を増しているのが、ポイントを使った疑似投資、ポイント運用だ。
- 高まる資産運用意識 お金があっても踏み出せない理由
2019年夏の「老後2000万円問題」を契機に、資産運用意識が高まっているようだ。メットライフ生命が実施した調査によると、資産運用意向のある人は51.0%と18年の調査よりも3.5ポイント増加した。しかし、実行している人は26.2%と前年から0.5ポイントの伸びに留まっている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.