SBI証券は5月24日から、仮想通貨に投資できる新商品「ビットコイン先物インデックストラッカー」「イーサリアム先物インデックストラッカー」の提供を始める。レバレッジなしで、ビットコインやイーサリアムに投資でき、満期までの3年間にわたり中長期投資が可能。金商法上の有価証券にあたり、仮想通貨現物とは違い20.315%の分離課税となっている。
この商品は、シカゴマーカンタイル取引所(CME)に上場している、ビットコイン先物やイーサリアム先物に連動するリンク債を原資産としたカバードワラント。2月にレバレッジ3倍/5倍の「レバレッジトラッカー」を提供しているが、今回はそのレバレッジなしの商品となる。従来同様、eワラント証券が開発した。
ロスカットや追い証がなく、先物を対象とするためハッキングなどのリスクがない、また証券口座から投資できる点が特徴。満期が3年と長いため、「中長期的に暗号資産(仮想通貨)相場に投資が可能」(SBI証券)としている。
仮想通貨現物の取引や仮想通貨FXの取引は、税法上最高税率55%の雑所得扱いとなっており、株式やFXなどに比べて税率が高いことが、普及の課題として指摘されてきた。
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