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九州新幹線 期間限定で「シェアオフィス新幹線」を運行新幹線で仕事

» 2021年05月25日 20時38分 公開
[ITmedia]

 九州旅客鉄道(JR九州)は、九州新幹線で「シェアオフィス新幹線」を期間限定で運行すると発表した。リモートワークに適した車両を設定し、ビジネス層の需要拡大を狙う。

 運転期間は、6月14日〜 30日(土休日除く)。上り 「さくら402号」鹿児島中央駅(12時00分発)〜博多駅(13時37分着)と、下り 「さくら409号」博多駅(16時24発)〜鹿児島中央駅(17時59分着)が対象。

新幹線の中でリモートワーク

 リモートワークは、N700系の車両6号車の窓側A席とD席で利用可能だ。普通車をリモートワーク推奨車両にし、36席設けられている座席は定員18人に抑えた。

 また九州新幹線車内では座席での携帯電話などの通話はできないが、自由に通話ができるようにした。モバイル用のコンセントを窓側座席に設置。Wi-Fiルーターを無料で貸し出し、ルーターはNTTドコモが提供する。加えて、LIONの除菌ウエットシートを配る。

リモートワーク推奨車両(座席)

 利用方法は、対象列車の乗車券と6号車(普通車以外)の指定席特急券を購入する必要がある。リモートワーク推奨車両に座席指定はないため、対象列車に乗車後リモートワーク推奨車両に移動すれば利用可能となる。 

 同社はPC作業やオンライン会議などのリモートワークに適した車両を提供し、ビジネス客や新たな利用者の需要拡大を目指す。

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