女性経営者の5割が業務・プライベートで「不利」を実感 必要と感じる制度は?親子関係や家庭にも影響(2/2 ページ)

» 2021年06月07日 17時20分 公開
[ITmedia]
前のページへ 1|2       

45.8%が「業務上有利に感じることがある」と回答

 一方、「女性経営者として業務上有利に感じることがある」と回答した割合は45.8%となった。「女性経営者はまだ少ないため仕事が取りやすい」や「女性社員が相談しやすい」「女性目線が求められる商品を作りやすい」といった回答があった。

約半数が業務上有利に感じることがあると回答(出所:ヴィエリス調べ)

 また、会社の管理職に占める女性の割合を尋ねたところ「30%以上」が最多で55.2%だった。次いで「20%以上30%未満」(12.1%)、「10%以上20%未満」(7.5%)という結果に。「指導的地位に占める女性の割合を2030年までに30%程度にする」という目標を政府が掲げているなか、既に達成している企業も多いことが明らかになった。

政府が掲げる30%目標を既に達成する企業も多い(出所:ヴィエリス調べ)

 女性がより一層働きやすくなるために今後会社にあればいいと思う制度を尋ねた。その結果、「在宅勤務を増やす」「性別に関係なく平等に能力主義であるべき」の他に「夜間まで営業している保育所整備」や「施設内キッズルーム」などの回答が見られた。男女間での差別をなくすとともにママワーカーが働きやすい環境整備も必要になってくるだろう。

 調査は5月21日から22日にインターネットで実施。20〜60代の女性経営者107人を対象とした。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.