日本RV協会(横浜市)が発行する「キャンピングカー白書2021」によると、国内のキャンピングカー保有台数は対前年比で106.7%となる約12万7400台にのぼることが分かった。国内の保有台数は16年に10万台を超えて以降、順調に数値を伸ばしていて、2020年の販売総額は過去最高の582億円となった。
国内生産台数は7434台となった。運転席部分を残して専用の居室を架装した「キャブコンバージョン(キャブコン)」、バンやワゴンをベースに車内のみを改造した「バンコンバージョン(バンコン)」、マイクロバスなどがベースの「バスコンバージョン(バスコン)」のほか「キャンピングトレーラー」「8ナンバー以外」のクルマがともに、前年の生産台数を上回っている。
生産台数の比率はバンコンが全体の31.2%を占めた。軽自動車ベースのモデルを除外した数値でも、キャブコンの31.0%を抑えてバンコンが37.0%となっていることから、国内生産台数のバンコン占有比率が高いことが分かる。
新車、中古車のキャンピングカーと、8ナンバー以外のキャンピングカー仕様車の新車、中古車の全てを合わせて、販売総額を集計した。その結果、20年は582億2389万円となった。
日本RV協会によると、販売総額は17年から424億円、458億円、526億円、582億円と増加しながら推移しているという。車種ごとの販売金額は、キャンピングカー登録となる8ナンバーの新車が336億円、中古車が137億円、8ナンバー以外の新車が90億円、中古車が17億円だった。
調査は、同協会に所属するキャンピングカーメーカーおよび販社113社を対象に実施。会員にアンケート用紙を郵送し、協会事務局が委託した調査機関にて集計した。
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