同社が大切にしているものの一つに「ファン作り」がある。それは顧客だけではなく、社員にも向けられている。重村さんは「従業員がOWNDAYS自体の社風のファンになれるような取り組みをたくさんしています」と話す。
OWNDAYSにはユニークな社内制度がある。管理職を立候補制にして投票で決める「社内立候補制度」や、社員が異動を希望する部署を直談判し、部署が人材を選抜できる「社内FA制度」などだ。
ファンを大切にしているからこそ、ガンダムファンやサウナファンの気持ちにも寄り添った商品展開につなげることができたのかもしれない。OWNDAYSの未来は視界良好なのか、要注目だ。
長濱良起(ながはま よしき)
フリーランス記者。元琉球新報記者。教育行政、市町村行政、基地問題の現場などを取材する。
琉球大学マスコミ学コース卒業後、沖縄県内各企業のスポンサードで世界30カ国を約2年かけて巡る。
2018年、北京・中央民族大学に語学留学。同年から個人事務所「XY SUDIO」代表。記者・ライター業の傍ら、フリーのTVディレクターや音楽制作業でも活動する。1986年、沖縄県浦添市出身。
著書に「沖縄人世界一周!絆をつなぐ旅!」(東洋企画工房)がある。
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