コラム
» 2021年06月18日 06時00分 公開

資生堂が撤退したアメニティーに商機 化粧品メーカーの新たな一手とはコロナ禍の苦境を救う?(1/5 ページ)

化粧品がさまざまな場所で“活躍”している。コンビニのPB商品や、ホテルのアメニティー開発など、化粧品の可能性を広げる取り組みが増えた。

[臼井杏奈,ITmedia]

 化粧品がさまざまな場所で“活躍”している。新型コロナウイルス感染拡大前の2019年まで国内の化粧品市場は右肩上がりの成長を続け、売り場を広げてきた。その中で、単に新しい売り場を作るだけでなく、異業種参入やコラボレーションなどの形で化粧品の可能性を広げる取り組みも増えた。

 ファンケルのスキンケアシリーズ「mogu(モグ)」は直営店での販売に先駆け、20年9月からローソンで先行販売を実施した。この先行販売について、ファンケルの流通営業本部流通第二営業部の青島稜氏は「ここ10年間で282万人の有職女性が増加したことを背景に、セルフ化粧品市場では時短コスメや無添加コスメ、プチプラコスメが伸長傾向にある。そこで有職女性へのアプローチを強化しているローソンと『mogu』のターゲット像がマッチしたことで先行販売に至った」と語る。

 「mogu」のターゲット像は20〜30代を中心とした「自分へのご褒美感やワクワクする要素を重視する“トレンド女子”」。多忙な生活でゆらぎがちな肌のため自然素材やオーガニック系の商品を選ぶ人、日常にちょっとしたご褒美アイテムを求める人を想定している。まさにコンビニスイーツを求めて来店する有職女性層のイメージに近い。

ローソンで先行販売した「mogu(モグ)」(出所:プレスリリース)

 製品はこれまでコンビニコスメの主流だったミニサイズや使い切り商品でなく普段使いサイズなのだが、価格は全品990円と“ちょっとしたご褒美”となる手頃さに設定した。多忙な間でも使い勝手のいい、二度洗顔が不要の「はちみつジェルクレンジング」やオールインワンの「トマトジェルクリーム」が人気商品だという。

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