コロナ特有のニーズが多い1200店舗のみで発売 ローソン、新総菜シリーズ「マチのデリ」個店最適化にチャレンジ(2/2 ページ)

» 2021年06月18日 14時53分 公開
[ITmedia]
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エリアや街にあった個店展開を目指す

 新しい総菜シリーズは、関東・近畿の1都2府4県(東京都、神奈川県、千葉県、大阪府、京都府、兵庫県)で展開している店舗の約2割にあたる1200店舗で販売する。その狙いについて、ローソン執行役員の大谷弘子氏は、「全国一律の店舗づくりではなく、エリアや街にあった個店最適を目指すため」と説明する。

女性が一口で食べやすいサイズにした(出所:マチのデリ発表会資料)

 これらの店舗は、全国のローソン店舗の中でも、「コロナ禍」「リモートワーク」「飲食店の時短営業」の影響を特に受けている。外食機会が減る一方、「料理に時間も手間もかけられない」というニーズを持つ女性客が多いのが特徴だ。新商品のサラダはおにぎりやスープなどと一緒に購入してもらうことを想定している。

自宅での調理が面倒に感じられる商品を中心に品ぞろえした(出所:マチのデリ発表会資料)

 コロナ禍の影響で、自宅で過ごす時間が長くなり、「家飲み」需要が高まった。そこで、ライバルのセブン‐イレブンは酒売り場を拡大するとともに、おつまみなどを隣に置く店舗を増やしている。

 コロナ禍で消費者の行動が大きく変化したことを受け、コンビニ各社は新しい取り組みを着々と進めている。

新シリーズのコンセプト(出所:マチのデリ発表会資料)
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