今の会社に「勤め続けたい」が3年ぶりに増加 「やりがい」や「給料」を抑え1位になった理由は?勤め続けたくないは34.7%(2/2 ページ)

» 2021年06月21日 12時25分 公開
[ITmedia]
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安定性を求める声が増加

 「勤続希望」の理由を尋ねたところ、最も多かったのは「安定した会社だから」(36.7%)だった。次いで「やりがいのある仕事だから」(32.1%)、「職場の立地や設備がいいから」(24.2%)と続いた。前回調査から1位と2位が入れ替わり、「安定した会社だから」が1位となった。

勤め続けたい理由(以下、リスクモンスター調べ)

 また、男女別・年代別でも、「30代」を除く全ての属性で「安定した会社だから」がトップとなった。リスクモンスターは「社会情勢が影響しているものと考えられる」と分析する。

 「退職希望」の理由は、「給料が低いから」が最多で43.8%。2位は「仕事にやりがいがないから」(31.3%)、3位が「人間関係がうまくいっていないから」(18.8%)となった。「給料が低いから」は、第1回調査から継続して1位となっており、給料が勤続意欲に強く影響していることが表れている。

勤め続けたくない理由

「ニューノーマルな働き方」を感じている人は3人に1人

 2021年3月までの1年間で、新たな働き方(ニューノーマル)に変化したと感じるか尋ねた。その結果、「変化を感じない」(67.7%)が「変化を感じた」(32.3%)を大きく上回り、「ニューノーマルな働き方」を感じている人は3人に1人にとどまる結果となった。

 また、「ニューノーマルな働き方」と「勤続意欲」を調査したところ、「ニューノーマルな働き方」を感じている人の約8割が「勤続希望」(78.9%)と回答していた。新たな働き方に取り組んでいる会社は、従業員の勤続意欲が高いといえそうだ。

ニューノーマルな働き方×勤続意欲

 調査は3月23〜25日にインターネットで実施。20〜49歳の男女600人を対象とした。

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