お金に関する情報メディア「ゼニエモン」では会社員を対象に「現在の貯金状況や老後の生活資金に関するアンケート」を実施した。その結果、現在の貯蓄金の額は「100万円〜500万円未満」が最も多く、ひと月あたりの貯蓄額では「5万円〜10万円未満」が最多となった。
月々の手取りはどれくらいかの質問では、「10万円〜20万円未満」が最多で32.0 %となった。次いで「20万円〜30万円未満」が30.7%、「30万円〜50万円未満」が17.7%となった。手取りが10万円〜20万円未満となっているのは20代が最も多く、20万円〜30万円未満では30代に多い傾向があった。
現在の貯蓄額についての質問では「100万円〜500万円未満」が21.7%と最多となった。次に多かったのは「1000万円以上」で19.7%となり、50代が多く占めていることが分かった。一方で「10万円未満」と回答した人の約半数も50代が占めており、貯金できている人とできていない人の差が激しい。
老後資金についてどれくらい貯めたいと考えているかの設問では、「1000万円以上〜3000万円未満」が39.0%で最多となった。2019年に金融庁が発表した老後2000万円問題をきっかけに、目標金額を設定している人が多いことがうかがえる結果となった。
老後資金のためのサービスの活用をしているかの質問では、約6割の人が利用していることがわかった。その中で最も多かったのが「個人年金保険」で30.0%。また、「株式投資」(25.7%)や、「NISA」(27.7%)を利用している人も多くみられた。
老後の金銭面は安心できそうか? 不安か? の質問では、「安心できる」と回答したのは14%だったのに対し、「不安」と回答した人は62%に上った。特に20代、30代男性が非常に不安と回答した人が多く、年金の受給額や受給年齢の変動なども危惧していることがうかがえる。
調査は全国の会社員300人を対象にインターネット上で3月に実施した。
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