しまむら、3〜5月期の営業利益は黒字転換で過去最高 PBブランドなどの展開加速需要の増減に対応

» 2021年06月28日 16時30分 公開
[ITmedia]

 しまむらが6月28日に発表した2022年2月期第1四半期(21年3〜5月)の連結決算は、売上高1425億円(前年同期比33.2%増)、営業利益130億円(前年同期は12億円の損失)、純利益は88億円(同12億円の損失)だった。営業利益は第1四半期として過去最高を更新した。

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 事業別売上高は、しまむらが前年同期比34.0%増の1054億円。アベイルが同38.5%増の132億円、バースデイが27.8%増の191億円となった。ブランド力の強化や週替わりの企画提案などを進めたほか、デジタル販促の拡大を行い、国内売上高は前期比33.5%増となった。

事業別売上高(決算説明会資料より)

 このうち、主力のしまむら事業では、ブランド力の強化として、自社開発ブランドやサプライヤーとの共同開発ブランドの展開を拡大。売り場・販促との連動が効果を発揮して売り上げを伸ばした。また、ティーンズ・ヤングのトレンド商品やインフルエンサー企画、キャラクター商品などの企画を週替わりで提案し、来店客数の増加に寄与した。

 既存店の売上高は、19年度比でしまむらが103.7%、アベイル103.0%、バースデイ117.9%などとなった。客単価は、巣ごもり需要の減少やお出かけ需要の増加に対応した結果、3業態共に前年度を超える結果となった。

客数・売り上げ点数・単価(決算説明会資料より)

 22年2月期の通期は、売上高が前期比2.3%増の5548億円、営業利益が同1.6%増の386億円、純利益が同0.4%増の262億円を見込む。

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