調査会社のブランド総合研究所(東京都港区)が、「第三回地域版SDGs2021」を発表した。調査によると、SDGs評価が最も高い県は「鳥取県」となった。
「あなたの居住する都道府県はSDGs達成のために積極的に取り組んでいると思うか」を尋ねたところ、1位は「鳥取県」(51.9点)で、2位は「石川県」(50.5点)、3位は「千葉県」(48.1点)だった。最下位は「徳島県」(38.5点)となった。
「SDGsの取り組みと住民の幸福度」の関係性についても調べた。「都道府県はSDGs達成のために積極的に取り組んでいるか」という質問で、「よく取り組んでいる」と回答した人の70%以上が「とても幸せ」と答えた。「少し取り組んでいる」(36.6%)の約2倍で、「取り組んでいない」などの回答の約3倍という結果だった。SDGsへの積極性と住民の幸福度は比例するようだ。
持続可能な環境や社会につながる行動として、「生活の中で、意識して取り組んでいること」を「消費」「環境」「社会」の3カテゴリーで尋ねたところ、最も行動している人が多い県は「鳥取県」(20.9点)だった。SDGs活動への意識が高く、住民も重要性を認識していることがうかがえた。次いで「宮崎県」(20.5点)、「茨城県」(20.0点)と続いた。
実行している人が多かったこと1位は「エコバッグの持参」(55.0%)、2位は「ゴミの分別」(52.9%)、「節電・省エネ」(45.0%)などの環境に配慮した行動が上位となった。
調査は5月1〜5日にインターネットで実施。47都道府県の15歳以上の男女1万6300人を対象とした。
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