コンテンツの内容は、基本ライバーに任せているとのこと。収録はオフィスの一角で行っているが、ちょっとしたトラブルは起きないのだろうか。ライバーさんの体調が悪くなったり、残業があって来れなくなったり、公共交通機関のダイヤが乱れて遅刻したり。「たまにありますね。そうしたときには会社のスタッフが対応するようにしています。それでも出演者がいないときには、最後の砦(とりで)として、私が出ています(笑)」
ちなみに、ライバーの数は15〜20人ほど。それほどいても、正月には出演する人がいないことも。となると、22年1月1日は田中さん、1月2日も田中さんといった感じで、連日出演しているかもしれない。
ところで、20年4月〜5月に発出された「緊急事態宣言」のときには、どのように対応したのだろうか。従業員の出社を禁止にしたので、動画配信は苦労したはず。この質問に対し、田中さんは「ものすごく大変でした。日によって違いますが、通常のライブ配信では1時間ほどの間に、10コーディネートほど紹介していて、そのために20着ほど用意しなければいけません。商品がなければ配信することができないので、ライバーさんの自宅に届けることに。そして、自宅から流してもらいました」と振り返る。
ただ、家のWi-Fi環境が悪く、うまく放送できないことも。そうしたときには、急きょスタッフの自宅で、“雑談”することに。ブランドや仕事の裏側などをしゃべり続けたところ、意外にそれがウケたようで。事実、視聴回数が増えたことを考えると、中の人たちの声を聞くことによって、視聴者はよりブランドを身近に感じることができたのかもしれない。
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