創業時、小柄女性向けのブランドは、ほとんどなかった。いわゆるブルーオーシャンに飛び込んだわけだが、「COHINAが売れているぞ〜」「ニーズがありそうだぞ〜」といった声が広まり、その後、大手もこの市場に参入。あっという間に、競争が激しくなったわけだが、今後、どのように差別化を図っていくのだろうか。
「アイテムのクオリティーを高めていかなければいけません。そのためには、どうすればいいのか。『データ』がカギを握っていると思うんですよね。ブランドを運営してきて、さまざまな情報がたまってきました。そうしたデータは一朝一夕に蓄積できるものではないので、その優位性をうまく活用していきたいですね」とのこと。
この話を聞いていて、「はっ」としたのである。田中さんはグーグルで働いていた。データの重要性はよく理解していて、それをどう活用すればいいのかといったステージに立っているようだ。
学校保健統計調査によると、日本に155センチ以下の女性は32.6%もいる。「分かってきた数字」によって、3人に1人の女性をどのように変えていくのか。インスタライブ×データ=数年後が楽しみである。
キユーピーの「ゆでたまご」が、なぜ“倍々ゲーム”のように売れているのか
4カ月で2万個が売れた! なぜアサヒは食べられる容器「もぐカップ」を開発したのか
すぐに完売! 1枚焼きの「ホットサンドソロ」は、どうやって開発したのか
松戸市にあるパン屋で、なぜお客は1800円も使うのか
パナの高級トースター「ビストロ」は、なぜ2倍ペースで売れているのかCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング