創業時、小柄女性向けのブランドは、ほとんどなかった。いわゆるブルーオーシャンに飛び込んだわけだが、「COHINAが売れているぞ〜」「ニーズがありそうだぞ〜」といった声が広まり、その後、大手もこの市場に参入。あっという間に、競争が激しくなったわけだが、今後、どのように差別化を図っていくのだろうか。
「アイテムのクオリティーを高めていかなければいけません。そのためには、どうすればいいのか。『データ』がカギを握っていると思うんですよね。ブランドを運営してきて、さまざまな情報がたまってきました。そうしたデータは一朝一夕に蓄積できるものではないので、その優位性をうまく活用していきたいですね」とのこと。
この話を聞いていて、「はっ」としたのである。田中さんはグーグルで働いていた。データの重要性はよく理解していて、それをどう活用すればいいのかといったステージに立っているようだ。
学校保健統計調査によると、日本に155センチ以下の女性は32.6%もいる。「分かってきた数字」によって、3人に1人の女性をどのように変えていくのか。インスタライブ×データ=数年後が楽しみである。
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