マネーフォワードは「マネーフォワード クラウド」の利用企業に対し、電子契約サービスに関する調査を実施した。その結果、7割以上が電子契約サービス未導入であることが分かった。
電子契約サービス未導入の理由については、1位が「紙での締結を求められることが多い」で43.8%、2位に「どのサービスがよいか分からない」で32.0%、3位は「契約締結がほとんどない」で30.9%となった。
他方、導入の理由については、「業務を効率化するため」がトップで88.9%、次いで「コスト削減のため」69.7%、「保管場所が不要となるため」48.5%となった。
電子契約サービスの導入によって業務効率化を実感しているかの質問では、70.7%が「実感している」と回答。一方で、現状のサービスに満足しているかの質問では「満足している」と回答したのは30.8%だった。また、電子契約サービスを導入したものの紙の契約数が全契約の過半数を占めている割合も、36.4%あった。
電子契約導入しても、いまだ残る紙の契約書
電子契約サービスに求める機能は何かの質問では、1位が「紙も含めた締結後の契約を一元管理する機能」で63.8%となった。2位に「契約書の作成、ドラフティング機能」(45.4%)、3位「契約管理のアラート機能」(43.7%)となった。未導入、導入済のいずれの企業においても、電子契約と紙の契約の混在が大きな課題となっていることがうかがえる。
調査は「マネーフォワード クラウド」を利用する企業で、電子契約サービス未導入537社、導入済み198社を対象にインターネット上にて実施した。調査期間は5月18日〜5月25日。
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