ナチュラルローソン、スプーンを木製に 背景に“SDGs意識”が高い客8月17日から約3カ月間

» 2021年07月06日 19時00分 公開
[ITmedia]

 ナチュラルローソンは、都内の直営店8店舗で、無料配布用のスプーンをプラスチック製から木製に試験的に切り替える。割りばしとスプーンの袋も、紙製に変える。期間は、8月17日から約3カ月間。

紙の袋に入った割りばしと木製スプーンのイメージ(画像:リリースより)

 同社は今回の取り組みの背景について「ナチュラルローソンを利用するお客様は、SDGsに対する意識が高い方が多いです。地球環境に配慮した取り組みを行うことで、お客様のニーズに応えていきたい」という。

 同社によると、木製スプーンはプラスチック製と比べ、現状1本あたり3倍ほどのコストがかかる。今後は、利用客の反応を見ながら本格導入するか検討していく。

環境にやさしいがコストは3倍だ(画像提供:ゲッティイメージズ)

 そのほか、同社初となる食品の量り売りも始める。まずは、ドライフルーツとナッツを7月8日から、都内5店舗で提供する。ナチュラルローソンはこれまでも、一部の弁当容器の紙化や洗剤・シャンプーの量り売りなど、プラスチック削減の取り組みに力を入れてきた。

 セブン−イレブンは、都内の一部の店舗で、使い捨てスプーンやフォークを辞退した客にポイントを付与する実証実験を行っている。ファミリーマートは、プラスチック使用量を減らしたスプーンを採用。各社の取り組みが活発になっている。

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