外食大手のロイヤルホールディングスとSRSホールディングスは7月14日、自社の会長が「まん延防止等重点措置(まん防)」の期間中に自治体の要請を無視して会合を行っていたことについて謝罪文を発表した。また、モスフードサービスも7月15日に同様の謝罪文を発表した。
文春オンラインによると、モスフードサービスの櫻田厚会長、ロイヤルホールディングスの菊地唯夫会長、SRSホールディングスの重里欣孝会長、ジョイフルの穴見陽一会長ら5人は7月8日、都内の飲食店で約3時間にわたり酒を伴う会食を行った(出所:7月14日付「自民“魔の3回生”穴見議員が外食首脳と「まん防破り」“5人飲酒”写真」)。
会食を行ったのはまん防の期間中だった。東京都は、飲食店で飲酒する際「同一グループの入店は2人以内」「利用者の滞在時間は90分以内」といったことを求めていた。しかし、5人が行った会食は都の要請内容から外れたものだったという。
報道を受け、ロイヤルホールディングスは社内で事実確認を行った。そして、会合への参加は事実であり、政府や自治体の要請を逸脱した点があったことを認めた。同社は「店舗をご利用いただくお客さま、関係者の皆さま、社会全体に深くおわび申し上げます。今回の件を重く受け止め、行動規範をより一層周知徹底し、再発防止と皆さまからの信頼回復に努めてまいります」としている。
SRSホールディングスも同様に、社内で事実確認を行った。その結果、会食を伴う会合が行われたことや、一部ルールを逸脱していたことがあった点を確認。「業界、会社が一丸となり、新型コロナウイルス感染症に向けた対応が求められる中、会社として遺憾であるとともに、今回の件を重く受け止め、再発防止に努めてまいります」としている。
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