マネーフォワードは2021年8月末より、クラウド型年末調整ソフト「マネーフォワード クラウド年末調整」の提供を開始する。それに伴い、年末調整を行う労務担当者や年末調整を提出する従業員を対象とした「年末調整に関する市場調査」を実施した。
年末調整業務に負担を感じているか尋ねたところ、担当者のうち36.2%が「とても負担に感じる」、45.0%が「やや負担に感じる」と回答し、8割以上が年末調整業務を負担に感じていた。また、82.6%が年末調整繁忙期に残業をしており、一日の平均残業時間が2時間以上と答えた人が20.3%いることが分かった。
年末調整業務で負担に感じることでは、「提出書類の確認や記入ミスがあった場合の差し戻し対応」が最多で66.7%。次いで「制度が頻繁に変わり、理解が困難」55.1%、「従業員への年末調整書類の配布や回収」が53.6%となった。紙での対応による業務負荷が大きくなっていることがうかがえる。
一方、従業員が年末調整で負担に感じていることは、「手書きで申告書を記入するのに時間や手間がかかること」が42.5%、「申告書の記入方法がよく分からない」が41.4%、「申告書や各種控除証明書を紛失するリスク」が22.5%となった。
税務署への年末調整書類の提出方法では、52.9%の企業が紙で提出していることが分かった。20年度提出分より一定の条件に該当する場合、e-Taxなどでの提出が義務化されたことについては34.1%が「知らない」と回答した。7割近くが義務化を知っているものの、半数以上が紙で提出しており、今後e-Taxなどで提出対応する企業が増える事が考えられる。
年末調整の書類提出に関して、オンラインで完結できたら楽になると思うかの質問では「そう思う」「どちらかと言えばそう思う」と回答した人は、合算すると従業員の80.3%であることが分かった。
調査は労務担当者、一般従業員を合わせ365人を対象に実施した。期間は6月16日〜月30日。
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