転職前の業種はメーカーが64%と突出。メーカーは早期退職制度を導入する企業が増えたほか、「中小企業で働く40代前半以下は将来を考えてIT業界を希望する人が増えていると感じる」といった声が挙がった。また、「もともと『そこそこ安泰だが若いうちは薄給』と我慢してきた世代が、管理職前後のタイミングでコロナ禍の影響を受け、社内でのキャリアアップ・給与アップの梯子(はしご)を外されたと感じている」といった切実な理由も寄せられた。
採用企業がミドル世代の異業種転職者に期待するスキルトップ3は、経験職種での専門知識・専門スキル(70%)、マネジメント力(42%)、新しい環境でも主体的に動ける行動力(39%)だった。
調査から、コロナ禍で収入増が見込めなくなった業界から異業種へ転職するケースが増加傾向にあることがうかがえた。一方で、未経験での異業種転職は年収が一時的に下がったり、企業が求めるスキルが足りず転職できなかったりするリスクも推測される
調査は、求人サイト「ミドルの転職」を利用する転職コンサルタントを対象にインターネットで実施。期間は7月8〜16日。
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