ちなみに、統一したJANコードは、南アルプスで使っていたものである。というわけで、東日本の店舗では新たな作業はなかったが、その他のエリアの店舗では登録などの手間が発生した。同じ商品にもかかわらず、「明日からJANコードを変えてね」といった作業は、多くの人が初めてのことである。といったこともあって、サントリーの担当者は現場に足を運んで、「すみません。お手数ですが、よろしくお願いします」などと言って、説得に回ったそうだ。
ほとんどの消費者はJANコードをじーっと見ることはないと思うが、統一した裏側には社会情勢に対応するための物語があったのだ。しかし、である。「備えあれば憂いなし」ではあるものの、“役立つ日”は来てほしくない。
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