鳥取県の「住みここちランキング2021」 上位3位は昨年と同様の結果に大東建託が調査(1/2 ページ)

» 2021年08月06日 14時30分 公開
[ITmedia]

 大東建託は、鳥取県在住の成人男女を対象とした居住満足度調査を実施した。住みここち(自治体)ランキング1位は昨年2位の「米子市(よなごし)」が獲得した。続く2位は「湯梨浜町」、3位は「境港市」となった。

大東建託は鳥取県の住みここちランキング2021を発表した(画像提供:ゲッティイメージズ)

 1位は県西部に位置する米子市。鳥取大学医学部・附属病院、山陰放送などの企業や機関が集積している点が特徴。郊外には大型ショッピングモールがあり、買い物にも便利な街だ。

 自治体担当者は「大山(だいせん)、日本海、中海という豊かな自然に囲まれ、新鮮な魚介類や農作物、大山山麓の良質な地下水など充実した食の環境が魅力です。また、自然災害が少なく、安心安全に暮らせる街でもあります。人口あたりの病院・診療所数は、全国平均の1.4倍、医師数が2.2倍と、充実した医療サービスを提供しています」と話す。

 居住者からは「『自然と食の都』。自然に囲まれていて空気と水、食べ物もおいしいです」(29歳女性)や「スーパーマーケット、コンビニが多いです。物価が安い点も魅力です。医療機関、金融機関も充実していて街内で全てが完結します」(50歳男性)といった回答が見られた。

 県のほぼ中央に位置し、鳥取市と隣接する湯梨浜町が2位。グラウンド・ゴルフ(専用の木製クラブでボールを打ち、スタートからホールポストまでの打数の少なさを競うゲーム)の発祥地で、日本一の梨の産地でもある。

 自治体担当者は「海、山、湖、里、滝などの自然環境がまとまった街です。スーパーマーケット、ドラッグストア、コンビニや医療機関も整っています。また、県立公園などがあるため、子育てにも適しています」と話す。

 居住者からは「自然豊かで、おいしい海・山の幸が豊富な街です。温泉施設も多いです。混雑がなく、人間関係もさほどストレスにならない程度に生活できます」(50歳男性)や「子育て支援が充実している点が魅力です」(30歳女性)などの意見が挙げられた。

住みここちランキング1〜5位(出所:リリース)

 3位は境港市。日本の白砂青松・渚100選に選定されている弓ヶ浜半島の先端に位置する。日本海側の重要港湾として栄えてきた街だ。

 自治体担当者は「境港市の港では新鮮な魚が揚がり、カニは日本一、生のクロマグロも全国有数の水揚げ量を誇ります。また『ゲゲゲの鬼太郎』の作者・水木しげる氏の出身地としても知られ、水木しげるロードは、昼夜を問わず誰もが楽しめる観光地としてにぎわっています」と話した。

 居住者からは「人口3万人の小さな街だが、スーパーマーケット、コンビニ、ドラッグストアなどは多い。境港市の端から端までが車で20分くらいなので、あまり時間をかけず、あちこち買い物に回れるのが便利です」(50歳女性)や「生活するのに不便さがありません。近くにお店がたくさんあり、体育館やプールも近いです」(51歳女性)といったコメントが寄せられた。

【訂正:2021年8月7日午前11時43分 「梨浜町」を「湯梨浜町」に、「鳥取県の県庁所在地」を「島根県の県庁所在地」に訂正いたしました】

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