徳島県の「住みここちランキング2021」発表 2年連続1位は?大東建託が調査(1/2 ページ)

» 2021年08月04日 11時30分 公開
[ITmedia]

 大東建託は、徳島県在住の成人男女を対象とした居住満足度調査を実施した。住みここち(自治体)ランキングの1位は2年連続で「石井町」に。続く2位も2年連続で「藍住町(あいずみちょう)」、3位は昨年5位だった「北島町」となった。

大東建託は徳島県の住みここちランキング2021を発表した(画像提供:ゲッティイメージズ)

 1位の石井町は徳島市の西に隣接し、四国山地と吉野川との間に位置する自然に恵まれた街。農業が盛んな一方、近年は徳島市のベッドタウンとして開発が進み、大型ショッピング施設をはじめ、多くの小売店などが進出している。

 自治体担当者は「吉野川に育まれた土壌を生かし、ほうれん草やスイートコーン、紫色の藤やさいなど、新鮮な野菜を多く生産しています。また、公共・商業施設、医療・福祉機関、金融機関など生活に必要な施設がコンパクトにまとっています。近隣市町村へのアクセスもいいです」と話す。

 居住者からは「スーパーなどが多くあり、買い物しやすいです。保育園から高校までが近くにあるため、将来的に子どもが生まれても住みやすいと思います」(26歳女性)や「自然がたくさんあって、四季を感じることができます」(38歳女性)といったコメントが寄せられた。

石井町は吉野川が近くに流れている(画像提供:ゲッティイメージズ)

 2位は県北東部に位置し、徳島市、鳴門市、石井町などと隣接する藍住町だ。人口は県内の街で最大規模の約3.5万人で、平均年齢も44.6歳と比較的若い。石井町と同様に徳島市のベッドタウンとして発展している。

 自治体担当者は「徳島県北東部で徳島平野を緩やかに流れる吉野川の下流に位置し、山のない平坦な街です。4キロメートル四方のコンパクトな街域には、多くの公的施設や商業施設があります。加えて、周辺部では穏やかな農村風景が味わえます。また、車で30分程度で徳島市中心部や徳島阿波おどり空港に着くため県内外へもアクセスしやすいです」という。

 居住者からは「生活に必要なものは近くでそろいます。ショッピングモールや家電量販店、スーパー、コンビニなど街から出なくても生活できるので便利です。福祉も子ども関係は割と充実しており、子育てしやすいです。子どもが多い地区なので、つながりができやすいと思います」(31歳男性)や「大型ショッピングセンターが5分以内の距離にあり、その周辺に店舗も多くあるので、買物をするときに短時間で各店舗に行けてとても便利です」(69歳女性)といった意見が寄せられた。

住みここちランキング1〜5位(出所:リリース)

 3位の北島町は県北東の平野部に位置する。かつては企業城下町として栄え、現在は徳島市のベッドタウンとして発展している。映画館などが入った大型ショッピングモールがあるほか、スーパーやドラッグストアなども充実している。

 自治体担当者は「北島町は県内一小さな街で、暮らしの便利がぎゅっと詰まっています。スーパーやドラッグストア、飲食店も充実していますし、ショッピングや映画も楽しめます。空港・高速も近く他県へのアクセスも抜群です」と話す。

 居住者からは「コンパクトな街で、スーパーが多くあるのが便利です。新しいアパート、新築の家が建設されており、若い家族が多く移住しているようなので活気もあります」(46歳女性)や「大きなスーパーやショッピングセンターが近くにあり、公園も多く過ごしやすいです」(70歳女性)といった回答があった。

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