仮想通貨ビットコインが8月9日に500万円を回復した。3カ月ぶりの高値だ。11日時点でも価格を維持している。この一週間で約20%の上昇を見せた。
他の仮想通貨も上昇している。時価総額でビットコインに次ぐ第2位にあるイーサリアムは、一週間で約30%上昇した。
イーサリアムは8月5日に大規模アップデートとなる「ロンドン」が実施され、これが好感されている。ロンドンでは、手数料モデルが変更され、取引に伴う手数料(ガス代)がネットワーク混雑度に応じて変動するようになったほか、ガス代の一部が償却(バーン)され、その分発行量が減少する仕組みが盛り込まれた。これにより、流通量が減少しデフレ化するという期待が価格を押し上げている。
ビットコインは2021年に入って急上昇し、4月には700万円を超えた。しかしその後下落し、7月には高値から約50%下落の350万円まで下がっていた。仮想通貨全体の時価総額は約207兆円。うち、94兆円あまりをビットコインが占めている。
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