JTB総合研究所は8月10日、「新型コロナウイルス感染拡大による、暮らしや心の変化と旅行に関する意識調査(2021年8月)」の結果を発表した。
調査は7月16〜23日にインターネットで実施。全国に居住する20歳以上の男女6482人に予備調査を行い、抽出した対象者964人に本調査を実施した。
今後1年以内(21年7月〜2022年6月)に国内旅行を予定、検討している人の割合は34.5%で、21年内の旅行を予定、検討している人は29.1%だった。
年代別でみると20代、30代と60歳以上の意欲が高くなっている。同社によると60歳以上のシニア層は新型コロナ感染拡大以降、女性を中心に旅行意欲が落ち込んでいたが、Go To トラベルキャンペーンがあった10月〜12月に旅行実施率が上昇し、旅行意欲は回復傾向になっているとのこと。ワクチン接種が進む中、シニアの旅行意欲は維持されていることがうかがえる。
海外旅行に関しては21年〜22年に予定、検討している人は全体の11.6%で、若い年代の意向が強かった。一方でシニア層では「以前はこの旅行をしていたが、今後はしないと思う」と考える割合が高く、コロナ禍を機に海外旅行から卒業する傾向がみられた。
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