アジア・インタラクション・サポート(名古屋市)は、タイ人を対象に「訪日に関する意識調査」を実施した。92.3%のタイ人が、現在日本旅行の情報を必要としていると回答。必要な情報1位は「地域の観光スポット」だった。
必要な情報2位は宿泊(19.1%)、3位はグルメ(16.6%)。今は何も日本の旅行情報はいらないと回答したのはわずか1.6%で、コロナ禍で旅行はできなくても、タイ人が引き続き観光地情報を求めていることが調査から明らかになった。
以前よりも興味が増した体験1位は、食体験/料理体験(73.6%)だった。海外旅行に行けないコロナ禍でバンコクを中心に日本食レストランの人気が高まったこと、世界的な旅行トレンドとしてガストロノミー(食事・料理と文化の関係を考察すること)が話題になっていることも影響しているようだ。
また、タイでは近年、農泊(農山漁村地域に宿泊し、農業や漁業体験をすること)の関心も高まっている。コロナ前にはタイの旅行会社で秋田県など東北エリアを中心に農泊をテーマにした旅行商品が多く販売されていた。この人気はコロナ収束後も続くと考えられている。
その他、サイクリング、レンタカー、ウインタースポーツ、キャンプ/グランピングなどに関心を持つタイ人も増えているようだ。
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