21年上半期に「賃貸居住用物件で問い合わせが多かった条件・設備」1位は?コロナの影響を大きく受ける結果に(1/2 ページ)

» 2021年08月20日 10時00分 公開

 不動産情報サービスのアットホーム(東京都大田区)は、「2021年上半期 賃貸居住用物件で問い合わせが多かった条件・設備」に関する調査を実施した。21年1月以降、賃貸居住用物件を探している人の中で多かった問い合わせ内容・条件1位は「毎月の家賃を下げたい」で34.4%だった。

賃貸居住用物件で問い合わせが多かった条件・設備は?(画像はイメージ)

 新型コロナウイルスの影響で収入が減り、より家賃の低い物件を探している人が増えた。同社によると、家賃以外にも「契約時の初期費用を少しでも抑えたい」など、初期費用に関する要望も多かったという。

賃貸居住用物件を探している人の中で多かった問い合わせ内容・条件編(出所:リリース、以下同)

 2位は「転勤のため引っ越したい」(32.9%)、3位は「今より部屋数を増やしたい」(30.3%)だった。転勤のための引越しも少なくない一方で、コロナ禍でテレワーク環境を整えたい、部屋数を増やしたいという要望が多かったようだ。

 4位は「ペット可の物件に引っ越したい」(25.9%)、5位は「今より平米数を広くしたい」(23.1%)だった。現状と同じ家賃で広めの部屋への住み替えや、郊外への引越し、在宅勤務のために防音に優れたRC(鉄筋コンクリート)やSRC(鉄骨鉄筋コンクリート)への住み替えを希望する回答が見られた。

 また、在宅時間が長くなったため、家賃を増額してでも気にいった部屋に住みたい人も増えた。住まいに求める役割が多様化していることが分かる。

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